2012/01/12

とりあえず、走れ。時は一方向にしか流れない。

今日財団法人地域創造の公共ホール現代ダンス活性化事業、
通称「ダン活」の次年度プレゼンテーションにDance Theatre LUDENSの
アシスタント、ダンサーとして参加してきました。

去年の7月から稽古が始まり、9月の横浜象の鼻テラスでの初演、
11月大阪阪南市での「ダン活」、そして今日のプレゼンでの抜粋試演、
走り続けてきた「1 hour before Sunset」もこれで一段落。
1つの作品で、半年間に何度も上演・発表の機会を与えていただけたことは
とてもよい経験になり、色々考えさせられました。
共演者、関係者の皆様には多謝、でございます。

本年度の大きな動きもこれで一段落。
来年度っていうかほぼ今年いっぱい手帳は空白だらけ。
頭の中にはやりたいことが沢山あるので、
それを形にしていけたらと思います。
お世話になることもあるかと思いますが、
そのときは皆様よろしくお願い致します。

「ダン活」の交流会で公共ホールの方ともお話しさせていただく機会があり、
様々な熱意、活気に刺激を受けて頑張らにゃならんなー、と。
月並みな言葉だけど、頑張ります。
とりあえず今、ここで。

で、ちょっとWS発表会に参加するのでお知らせ。
お暇な方、興味ある方いらっしゃいましたらぜひご来場ください。
無料ですし。



あうるすぽっと+都立大塚ろう学校・NPO法人大塚クラブ 協力事業
小野寺修二による、マイムワークショップ

「からだの詩(うた)を楽しむ」発表会


あうるすぽっとでは、アートを通じた教育プログラムの普及を
活動の重要な柱と掲げ、NPO法人「大塚クラブ」と協力して
ろう学校に通う子どもたちが
パントマイムアーティスト小野寺修二氏とともに
取り組むワークショップを行っています。
従来のパントマイムの型や技術にこだわらず、

素直な動きや創造力あふれる表現を生かした作品作りに
挑戦している本プログラム。
今回はボディ・パーカッションを取り入れた、

創造的な音楽づくりを実践している飯塚暁子氏が加わり、
パントマイムとボディ・パーカッションのコラボレーションによる

新しい表現にも挑戦します。
共にワークショップを重ね、最終日、1月15日には劇場の舞台で発表会を開催。
発表会はどなたでもご覧いただけます。
ぜひご来場ください。

演出:小野寺修二、藤田桃子
ボディ・パーカッション指導:飯塚暁子
出演:ワークショップ参加者

料金:入場無料・当日先着順にて受付

お問い合わせ:
あうるすぽっと「からだの詩を楽しむ」係
〒170-0013 
東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2・3F TEL:03‐5391-0751   
FAX:03-5391-0752

http://www.owlspot.jp/performance/120115.html

2012/01/10

壁。

安部公房の単行本では「壁」が一番好きです。
でも日記の内容とは全然関係ないんだな。

今日は「ダンスインパクト吉祥寺Vol.1」を観に行ってきたのでその感想を。
久しぶりに観劇の感想書く気がする。
mixi時代はよくやっていたんですが。

チラシによると…
完全採算度外視!超格安で観る、コンテンポラリー・ダンスの祭典
次世代を担うのは彼らだ!
という企画。
あと2月4・5日にもVol.2/3やります。
なんとチケット500円、採算度外視に偽りなさそう。

客席は子どもから大人まで年齢層幅広く
ダンスの公演にしては珍しい感じが。
3グループ出ているからそれぞれ目当てで観に来た人が
ごちゃ混ぜになっている感じが面白かったです。
前に観たCAVAの作品の時も観客層が幅広かったのですが
客席の年齢幅が広いとなんとなく楽しい。

参加アーティストはキリコラージュ・クリタマキ・MOKK

全体としての感想としては吉祥寺シアターという場所でやるというのは
やはり大変なんだろうなぁ、ということ。
小さいハコではなく、大きいハコということは
照明や音響、広い舞台などの空間演出がより大事になってくるということ。
そしてなかなかそうゆう機会(大きなハコでやる)って巡ってこないものなので
企画としても面白い試みなんだろなー、と思う。
なかなか吉祥寺シアターサイズの稽古場探すのも大変だろうから
リハーサルから想像力が求められる。
でも武蔵野文化事業団の主催だから稽古場とかは提供されてたのかも。
詳しいことはわかりませんが。

脱線しますが、稽古場押さえるのってやはり大変だよなーと思う。
本番の場所が想定できるくらいの広さ・条件があって、
ということを考えると。
ジプシー稽古じゃなかなか…ね。
質の良い作品には質の良い稽古、質の良い稽古には質の良い稽古場。
ジプシー稽古で使っているような施設の使用料金で使える稽古場が沢山あれば
良い作品も増えるような気がします。
でも低料金で良い稽古場って多分公共の力使わないと無理なんでしょうね。
そうゆう稽古場増えれば良いのに。
稽古場は腐るほどあっても構わない、って何かに書いてあった。
脱線して、さらに脱線した感じ。
要は安くてどんなグループでも一定期間押さえられるような良い稽古場が
沢山あったら良いのにね、ってことです。

で、話は戻りまして…
初見だったのですがMOKKが空間使い上手かったなー、と。
他の2組に比べて人数が多く出る作品だったということもあるかと思いますが
リフトを多用したり、ギャラリーも利用して垂直方向にも広い。
もともと教会で上演した、「祈り」がテーマの作品のようなので
垂直方向に強いのかなぁとも思いつつ、
久しぶりに群舞も観れて面白かったです。
あと照明や音響(声含む)も空間に負けてない感じがしました。
駐車場やビル、コンテナボックスなど非劇場でも踊っているグループなので
空間への意識が強いんだろうなぁ、と。

ある程度のレベルまでいくと踊りだけじゃなくて
ハコというか、上演場所の空間演出能力が問われてくるのだなと改めて実感。
でもなかなかそうゆうところまで考えが及ばないというか、
作舞に捕われて気にしていられないのかもしれないですね。
空間が上手く使えるかというのがダンスに取っての1つの「壁」ってことか。
…お、まさかの「壁」出てきたよw


グダグダになりそうな気配がしてきたのでこのへんで。
よくよく考えたらあまり寝てないのに今日はもう20時間も起きている。