先日、6月中旬から取り組んでまいりました、
AdamBenjamin×IntegratedDanceCompany 響-Kyo 「OPEN STATE」
無事終了しました。
国外の振付家とのここまでみっちりとした作業は初めてでしたが、
色々と得るものがありました。
アダムには「筋肉で踊るな!」とやたら言われました笑
多分今までも似たようなことは言われて来ているのだけども
言葉が通じない、ということもあってかズバズバとストレートに伝えようと
してくれたのが功を奏し、その一端を掴めたような気がします。
リハ中に言われて来たことと合点してなるほどなぁ、と思ったのは
初日のアフタートークでも本人が言っていたことなのですが、
アダムが「弱さ」というものを大事にしている、ということ。
身体を扱うことである以上、強さや速さ、テクニックといった
身体的優位性みたいなものがどうしてももてはやされがちではある中で
「弱さ」を大事にする、ということ。
壊れやすさに伴う、繊細さ、丁寧さ。
踊ろうとすることで消えてしまいがちな、感覚や質感。
そういったことを大事にすることで障害の有無に関係なく、
舞台に存在することが出来るのだろうな、と思いました。
踊ろうとすることよりも舞台上で他者を常に感じ、まず在ろうとすること。
これはなにも障害の有無ということだけでなく、
ダンス、演劇、音楽…
人前に立つという表現において共通していることだと思います。
このあたりのことを深めていくことが個人的に興味が在るようで、
今までの自分の興味とも繫がりました。
シンプルで、簡単なようで、出来ていると過信しがちだったり
言葉にしてしまうのは簡単なことなのですが、難しいことです。
これからも過信せずに、取り組んでいきたいと思います。
でもこういった「弱さ」の価値みたいなものって
なにも表現の世界だけに当てはまることじゃないんじゃない?
とも思ったり。
強さや豊かさをひたすらにゴリゴリ押し進めて、見えなくなっていること、
あるんじゃないかな、て思います。
「弱さ」ということに価値を見出すということ、大事な気がします。
さてさて、年明けから意外とババーッと続いていたものが終わり
少し腑抜けているのか、ここ数日はやたら寝たりしながらボケーッとしてます。
しかしながら、週明けから早くも次のものは追い込みです。
言葉とダンスの関係性、こっそり色々考えさせられています。
小さいながらも興味深いショーイングになりそうです。
お時間ありましたら、是非。
以下、詳細です↓
『talking about it』TOKYO Work shop ver.
出演:KEKE 手代木花野 宝栄美希 三橋俊平
2015年8月
1日(土)18:30 ミニワークショップ開催 19:00 開演 アフタート
2日(日)18:30 ミニワークショップ開催 19:00 開演 アフタート
■場所
北千住東口徒歩5分、日の出町団地スタジオ(http://minori.aapa.jp/)
■料金
1,500円(オープンクラス、オー
■全てのご予約・問い合わせ
京極朋彦ダンス企画
kyo59.1201(a)gmail.com ※(a)を@に変えて送信下さい。
■スタジオ詳細
http://minori.aapa.jp/
≪ 『talking about it』Tokyo Work shop企画主旨とご挨拶 ≫
京極朋彦ダンス企画が2012年に京都で発表した作品『
2015年10月、オーストリアはウィーンで、
再演されることになりました。
それに伴い、振付家の京極が三年前の自身の作品ともう一
同時に、新たに活動拠点を移した東京のダン
共同作業をしてみたいという思いか
となりました。
私は今まで京都を拠点に活動しており、東京のダンサー、
作品を作ったことが殆どありません。
もちろん
東京で出演者を募り、劇場をおさえて『talkin
出来たかもしれませんが、今回
焦点を合わせ、「
少しフラットにワークショップ
そのショーイングいう形式を取らせて頂きました。