2011/08/23

蛍光灯と白熱灯。

蛍光灯は平面的に照らすので、影が生まれにくい。
白熱灯は光を集中させやすく、影を出しやすい。

フラットに平等に照らす蛍光灯、現代社会ってそんな感じかしら、と
http://togetter.com/li/177689を読んでいたら思ったのでした。

言葉は関係性の中で選ばれ、使われていく。
厳しく言える相手にしか厳しく言えない。
相手のことを思っていないと祈りの言葉は出ない。
関係性なんて相手によって変わる。
でもその相手って言うのが
「どこでもない場所」「どこにでもある場所」であるネットの
普及によって「みんな」になってしまった感じか。

関係性っていうのは「わたし」と「あの人」というよりも
「わたし」と「あなた」というところから出発すべきものかと思う。

「あの人」のことを考えるあまり「わたし」から「あなた」への
言葉が戒められるのはどうなのだろうか。
解答はわかりませんが、回答は色々あっていいと思います。

何事も当事者にしかわからない。
でもそこで諦めるのではなく、想像を働かせることは大事。
想像は過剰に人に押し付けるべきではない、
ってことだろう。

正義は自称、悪はレッテル。


思うままにつらつらと。

2011/08/14

5ヶ月。

東日本大震災から一昨日で5ヶ月。

死亡     15,690人
行方不明     4,735人

(警視庁まとめ 8月11日現在)





行方不明者数が4ヶ月の時点から609人の減少に対して、
死者数の増加は140人ということは生きたまま消息が判明した人も
いるということなのでしょうか。
そうだとしたら希望は捨てられない、
しかし希望を持ち続けるのもなかなかに残酷。


震災から5ヶ月目はお盆。
死者のことを想いながら過ごす、日本の良い風習と思います。


盆踊りは死者に「わたしは元気です」と伝えるために踊るそうです。
花火は慰霊の意味もあるそうです。
だから夏に花火やるんですかね?
夜空への映え具合だったら冬のほうがいいだろうし。


夏と死者は関係が深い。
別にそれは怖い、という話ではなく。
大学時代にやった舞台、イヨネスコの「犀」に死者の数は増えていく一方だ、
みたいな台詞がありました。
人類の歴史始まってからの累積死者数は当然今を生きている人間よりも
圧倒的に多い。
自分1人が生きている影に何人もの死者、
言い換えるのなら先祖がいる、ということ。


そんなことを考えてみると、雑には生きられない。
頑張ろう。



2011/08/08

8月になってしもうた。諸々報告とお知らせ。

どうも。
気がつきましたら8月です。
暑かったり突然豪雨だったりで自然と共存するのは大変だ、最近の夏。


諸々ご報告&お知らせを。


・ROCK IN JAPAN FES.2011のパフォーマンス無事終了。
事後報告になりましたが参加してきました、ROCK IN JAPAN FES.2011。
去年も共演させていただいたcapsuleのパフォーマンスに。
公演に出演させていただいたGRINDER-MANにお誘い頂きまして。

火花散らしたり、ガリガリのテクノチューンに合わせて踊ってきました。
去年よりも練習期間があったおかげもあり、落ち着いてパフォーマンスできたので
去年より進歩したのかなー、と個人的には勝手に思っています。
本番当日の様子、クイックレポート↓
http://ro69.jp/quick/rijfes2011/55812


Dance Theatre LUDENS 新作公演「1 hour before sunset」に出演します。
ただいまリハーサル中です。
9月の16〜19日です。
お時間ありましたらよろしくお願い致します。
詳しい情報はこちら


久しぶりに東京で本格的な公演。
2、3月は神戸・金沢だったのでお声がけしにくかったのですが、
今回は横浜。中華でも食べがてら海でも眺めがてら観に来ていただけたら幸いです。


今回初めてオーディションというものを受けての参加で
色々背負っている、ということを感じています。
やる以上はしっかりやる、最高のものになるよう努めます。




25歳の夏は海にも行かず、山にも行かず、稽古場通いの日々。
何か夏らしいこともしたいなー、という誘惑に駆られながらも
自分がやりたいことは何なのか、そのやりたいことの糧として、
今やるべきこと精一杯やってやろうと思います。


26歳になる前の、ひとつの区切りとして色々なことを考えながらの夏にするということで。





祀る。

今日NHKスペシャル 東日本大震災「東北 夏祭り〜鎮魂と絆と〜」を見て
やたら目頭が熱くなった。
日本の文化、日本人のことを誇らしく思いました。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/110807.html

日本にはこれといった宗教もないけど、「先祖」や「死者」を敬う文化は大事にすべきだと
とても感じたのでありました。
計画的避難区域への立ち入りがお盆前に認められ、
お墓掃除、お墓参りをしてまた仮設住宅へ戻った方もいたとか。

どんどん花火上げたらいいし、どんどん祭りをやるといいと思う。
元気がなければ何も出来ないし、前にも進めませんよ。


なんともまぁ、よくわからない日記になったかもしれませんが
いまの思いを記録として。