2016/03/22

言葉にできない、という甘え。

悼めども悼めども、キリが無いものだなぁ…
と今日のニュースを見ながら思ったりもするわけですが。
なんだか暗澹たる感じで始めましたが、そんなに暗い内容でもないよ。

一昨日富山県立近代美術館でのGRINDER-MANの新作パフォーマンス小作品
「トントン・ツー・タンタン」を終え、昨日帰京しました。
今回の作品には「言葉」による説明がふんだんに散りばめられていたのですが、
ダンスに足りないことってシンプルにそうゆうことなのかもな、と思いました。

ダンスはわからない、という意見はよく聞きます。

でもそれは作り手側が身体表現ということに甘えて、
言葉にすることを放棄している、ということなのかもしれません。
音楽に意味を託したり、物語的なものを強く打ち出してわかりやすくしたり…
それもひとつの方法かと思いますが、作品に対してアツく語れるかどうか、
それって結構大事なことなのではないかと思いました。
もちろん身体表現である以上、言葉以上のものが必要だとは思いますが。

作品の出発点とかテーマとか、そういったものを聞いて作品を見るということで
「ほー、なるほどねー」と思ったり面白がれる部分は多々ある。
というか、自分がダンスに興味持った原点って作品の創作過程のそういった部分を
見てきていたからなのだよね、実は。

ネタバレ、と嫌う人もいるかもしれませんが「わからない」と切り捨てられるよりは
いいのかもしれません。
ていうか本当に面白い作品ならネタバレしてても面白いハズなんですよね。

ダンスの観客育成、ということはここ最近興味のある部分でもあり
そのヒントが発見できたような気がしてとてもいい経験になりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿