2018/03/31

ダンサー稼業。

あっという間に3月が過ぎてしまい、2017年度も終わり。
桜も雪が降ったかと思うとパッと咲いて、パッと散っていっていますね。

2017年度も終わりという事で、最近思っていることを2018年度に向けてまとめみようかと。

2017年度もありがたいことに色々な作品、振り返ってみるととてもバラエティ色に富んだ作品たちに
関わらせていただきました。

そういった作品を通して、お世話になった振付家の方々と話していて思ったこと。


ダンサーとして圧倒的に色々足りていない、自分は。
ダンサーとして生計を立てていきたいのであれば。


日本の現状、「ダンス」で生計を立てるのであれば例えばクラスを教えたり、
バレエ団に所属したり、あるいはテーマパークのダンサーになったり。
生計を立てる、ということであればいくつも方法はあるように思います。
ダンスで生計を立てられないのは、自分で「ダンス」の幅を狭めているということ。

しかし大事なことは「ダンス」で生計を立てたいのか、自分のやりたいダンスをやりたいのか。
ダンスが好きだからダンスで生計を立てようとする、というのは少しズレることのように最近思っています。

理想はもちろん自分のやりたいダンスで生計を立てるということ。
しかしながら、現状それは難しい。

そのためには自分のやりたいダンスの、社会的な価値を高めていかなくてはいけないのだと思います。
そのことをしながらも、プロのダンサーとして受けられる仕事に応えていくということ。
そのためには正直色々足りていない…

多分ダンスは趣味でも続けていくだろうし、
ダンスで生計を立てたいがためにダンスをやっているわけではないのだな、と最近気づきまして。
結局のところダンスを通して人生が豊かになったと思うし、人間力を上げるためにダンスをやっていたいのだと思います。
もちろんそれで生計が立つのであれば万々歳。

日本の文化レベルがー、とかそれは私のやりたいことではない、とか
ブツクサ文句垂れる前に色々とやれることはやってみて生計を立てられるか。
そのことにちょっと挑戦してみたらいいんじゃないかな、と思っています。
せっかくやりたいことをやれる環境にいるのだ。

「お前はちゃんと自分の人生を生きているのか?」

最近そんなふうに問われたように思います。
やっと自分の人生の当事者として人生が始まっていくような。

2018年度の始まりに、そんなことを思います。
2017年と32年間に感謝して。

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