2011/10/04

アスリートと舞台人。

今日SASUKEをちらちら見ていた。
いつも1stステージと3rdステージは見るけど、
2ndステージは見逃していることが多い気がします。
お正月と秋にやっている、そんなSASUKE。

Mr.SASUKEこと山田勝己さんという方がいるのですが、
ここ数年は1stステージ(というか大体反り立つ壁)でリタイア。
自宅に仮想SASUKEステージを組んだり、
鉄工所の仕事をリストラになり、奥さんの実家でアルバイトしながらも
日々鍛錬し、SASUKEに挑み続けるもここ数年は1stステージリタイア。
いつしか笑いのネタになっていました、個人的には。
TV番組の企画に生活を捧げるも、なかなか成果を上げることの出来ない
一般人の姿が滑稽に見えてしまって、笑えてしまうのでした。
「SASUKEに人生をかけちゃダメだ。」
そんなフレーズが口をついて出るくらい、ネタ化していました。
こうやって書くと最低な人間ですね、自分。

で、今日もその山田さんは出ていたわけで。
で、いつも通り反り経つ壁の前にリタイアしてしまったわけで。
ほぼ毎回反り立つ壁でタイムアップを迎えてしまう姿は
悲しくも滑稽であったわけですが、
端から見たら日本の役者やダンサー、舞台人もそのように見えているのかもな
とふと思ったわけです。
アルバイトや非正規社員がほとんどで、日々稽古やトレーニング。
でも結果を残せるのは一握り。
そんな不安定な生活。
もちろん舞台における結果というのは
スポーツやSASUKEのようにわかりやすいゴールや順位が
出るものではないにせよ、生活を捧げている、という点は同じ。
むしろ成果・結果が順位などで表れない分、余計に滑稽なのかもしれない。

そんなことを思いながらSASUKEを見ていると、
靴の営業マン・漆原さんがみごと完全制覇。
靴の営業という本職をしながら日々トレーニングを重ね、
アスリートとしての成果を。
キチンと定職に就いて仕事しながらも
自分のやりたいことをやっている人がいる。
自分は定職に就かず、自分のやりたいことをやっている。
はたして自分は定職につきながらも
やりたいことをやろうとしている人たち以上に
やりたいことに時間を、力を注いでいるのだろうか、とふと考えさせられる。

スポーツと舞台などの創作を単純に比べることは出来ないだろうけど、
もっと自分頑張らないといけない気がしました。

作品を作るうえで稽古は行われる。
質の良い作品はきっと質のいい稽古から生まれる。
質のいい稽古はきっと質のいい参加者から生まれる。
では質のいい参加者でいるためには?
日々鍛錬するしかないんだろうな、きっと。

なので、日々鍛錬を頑張ろうと思いました。
SASUKEを見て。

それにしても久しぶりにゆったりと家でテレビを見た気がしました。
7月下旬からずっと稽古→出演本番→裏方本番と10月まで
ズラーッと続いていたので。
今年いっぱいはちょろちょろと忙しい感じで大変ありがたいのですが
ちょろちょろと、自分で動き出そうと思います。

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